特 殊 潜 航 艇

特殊潜航艇

 特殊潜航艇が公表されたのは昭和16年12月8日太平洋に戦端が開かれるや長駆してハワイ真珠湾に潜入、航空部隊の攻撃と呼応して米国主力艦隊を強襲し緒戦を飾ったときであり、この特殊潜航艇の攻撃が太平洋戦争の特別攻撃隊の初めである。
 その後、特殊潜航艇は逐次改良され「甲標的」と称されていたものは乙型、丙型、丁型と変移し、この段階で「甲標的」に代えて「蛟龍」という名称が用いられるようになりました。
 これらの特殊潜航艇は南方はるか豪州シドニー軍港に米豪艦隊を、インド洋はマダガスカル島デイエゴスワレス港に英国艦隊をそれぞれ急襲して連合軍を震撼させました。
 また「特型運貨筒」「特型砲筒」と呼ばれた艇はソロモン海域に物資や砲銃の輸送に従事し活躍しています。
 さらに戦場がわが国周辺に迫るに及び「海龍」が量産され「蛟龍」「回天」ともども本土決戦に満を持したのです。
 まさに、特殊潜航艇をもって始まった太平洋戦争は特殊潜航艇によって終わりを告げようとしたのです。
 特殊潜航艇の関係戦没者は370余柱に及んでいますが、戦後これら特殊潜航艇乗組員の功績と栄誉を敬慕し、その御霊をおまつりするため各地に慰霊碑が建立されています。
 ここに展示してある艇は、太平洋戦争の海戦直前、潜水艦に搭載され昭和16年11月20日呉軍港を出港し、同年12月8日特別攻撃隊としてハワイ真珠湾に停泊中の米国太平洋艦隊の攻撃に参加した5隻の特殊潜航艇の1隻で、昭和35年6月13日真珠湾港外約1マイルの地点で米海軍により発見され、約20年振りに持ち帰らたものです。
特殊潜航艇

要 目

 排水量  46 トン 速 力 水中  19.0 ノット
全 長 23.9 m
直 径 1.85 m 航続距離 水上 調査中

馬 力

 600馬力 水中 調査中

兵 器

調査中 乗 員

2名

調査中